
就労継続支援B型の利用者募集がうまくいかない理由|ホームページ・Google・SNSの見直し方
2026年10月08日 02:15
就労継続支援B型事業所を運営していると、
「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」
「ポータルサイトに掲載しているのに見学につながらない」
「SNSを更新しているけれど利用者募集には結びつかない」
という悩みが出てくることがあります。
利用者募集がうまくいかない原因は、広告費やホームページのデザインだけではありません。
重要なのは、
誰に、どんな仕事があり、どんな働き方ができる事業所なのか
が検索した人に伝わっているかどうかです。
今回は、B型事業所の利用者募集で見直したいポイントを、ホームページ・Google・SNSの3つに分けて考えます。
1.ホームページで「仕事内容」が具体的に伝わっているか
利用希望者が最も知りたいことの一つが、実際の仕事内容です。
しかし、
「軽作業があります」
「パソコン作業があります」
「一人ひとりに合った作業を提供します」
だけでは、自分がそこで働いている姿をイメージしにくくなります。
例えば、
「オリジナルTシャツのデザイン・プリント」
「イラスト制作」
「動画編集」
「SNS運用」
「商品の検品・梱包・発送」
「リラクゼーションサロンでの接客や施術」
など、できるだけ具体的に書くことが大切です。
さらに、
「実際のお客様から依頼された仕事なのか」
「どんな設備やソフトを使うのか」
「未経験でも始められるのか」
まで分かると、利用希望者は判断しやすくなります。
利用者募集では、事業所の理念だけではなく、実際にどんな仕事があるのかを見せることが重要です。
2.工賃や働き方を曖昧にしない
B型事業所を比較するとき、工賃を確認する人は少なくありません。
ところがホームページを見ても、
「工賃あり」
「頑張りに応じて支給」
だけで、具体的な金額が分からない事業所もあります。
もちろん工賃は利用日数や仕事内容によって変わりますが、
「平均工賃」
「1日あたりの工賃」
「時給制の仕事がある場合はその金額」
など、公開できる範囲で具体的に示した方が安心感につながります。
同じように、
「週何日から利用できるのか」
「1日何時間なのか」
「在宅利用は可能なのか」
「交通費や昼食の支給はあるのか」
といった働き方についても明確にしておく必要があります。
3.Google検索で見つけてもらえる状態になっているか
ホームページを作るだけでは、検索結果に表示されるとは限りません。
例えば京都市でB型事業所を探す人は、
「就労継続支援B型 京都市」
「B型 在宅 京都」
「B型 デザイン 京都」
「B型 高工賃」
「障害者 デザイン 仕事 京都」
など、さまざまな言葉で検索します。
ホームページでは、
「京都市」
「就労継続支援B型」
「仕事内容」
「在宅」
「工賃」
など、実際に利用者が調べる情報を自然な文章で掲載しておくことが重要です。
また、Googleビジネスプロフィール、福祉系ポータルサイト、自治体関連サイトなどに掲載されている事業所名・住所・電話番号・公式ホームページの情報も、できるだけ統一しておきます。
4.Googleビジネスプロフィールを放置しない
Googleマップや検索結果に表示されるGoogleビジネスプロフィールも、利用者募集では重要です。
登録しただけで終わらせず、
「仕事内容」
「作業風景」
「設備」
「見学について」
「利用者募集」
「事業所の実績」
などを定期的に発信します。
特に写真は重要です。
建物の外観だけではなく、
実際にパソコンで作業している様子、商品を制作している様子、完成した商品、作業スペースなどを掲載すると、事業所の雰囲気が伝わりやすくなります。
利用希望者が知りたいのは、きれいな広告写真よりも、
「ここに通ったらどんな仕事をするのか」
という部分です。
5.SNSは「更新すること」が目的になっていないか
InstagramやTikTokなどを利用者募集に使うB型事業所も増えています。
ただし、SNSは更新しているだけでは問い合わせにつながりません。
例えば、
「今日はみんなで作業しました」
「お昼ご飯です」
「イベントに参加しました」
という投稿だけでは、事業所の違いが分かりにくくなります。
SNSでは、
「どんな仕事をしているのか」
「何を作ったのか」
「どのようなスキルが身につくのか」
「利用者が仕事を通してどう成長しているのか」
を見せることが大切です。
実際の制作物や仕事の様子を継続して発信すると、ホームページだけでは伝えにくい事業所の雰囲気も伝わります。
6.ホームページ・Google・SNSを別々に考えない
利用者募集で大切なのは、ホームページ、Google、SNSをそれぞれ単独で運用しないことです。
例えば、
Google検索で事業所を知る
↓
Googleビジネスプロフィールで写真や口コミを見る
↓
ホームページで仕事内容や工賃を確認する
↓
InstagramやTikTokで実際の雰囲気を見る
↓
LINEや電話から見学を申し込む
という流れがあります。
どこか一つだけ良くても、問い合わせまでの導線が切れていれば利用につながりません。
利用者募集では、
「見つけてもらう」
→「興味を持ってもらう」
→「安心してもらう」
→「問い合わせてもらう」
という流れ全体を見る必要があります。
利用者募集で一番大切なのは「選ぶ理由」を作ること
B型事業所の数が増える中で、
「アットホームな事業所です」
「自分のペースで働けます」
「スタッフが丁寧にサポートします」
だけでは、事業所同士の違いが分かりにくくなっています。
利用者募集を考えるときは、
「なぜこの事業所を選ぶのか」
を具体的にすることが大切です。
仕事内容なのか。
工賃なのか。
在宅利用なのか。
専門的な技術を身につけられることなのか。
一般就労へのステップアップなのか。
事業所ごとの強みを整理し、それをホームページ・Google・SNSで一貫して伝えることが、利用者募集の基本になります。
利用者募集がうまくいかないときは、広告を増やす前に、
仕事内容が具体的に見えるか
数字が分かるか
Googleで正しく認識されているか
SNSが実際の仕事を伝えているか
問い合わせまで迷わず進めるか
この5点を一度見直してみると、改善点が見つかりやすくなります。
デジタル工房幸福堂について
デジタル工房幸福堂は、京都市の就労継続支援B型事業所です。
デザイン・イラスト制作、オリジナルTシャツの制作、SNS運用、リラクゼーションなど、実際の仕事を通して技術を身につけ、工賃向上や一般就労へのステップアップにつながる支援に取り組んでいます。
通所だけでなく、状況に応じた在宅での就労支援にも対応しています。
仕事内容・工賃・在宅利用・見学や体験については、公式ホームページをご覧ください。
デジタル工房幸福堂 公式ホームページ